arayo49’s diary

抗がん剤を拒否したキャンサー・サバイバーの日々

抗がん剤を拒否したキャンサー・サバイバーの歴史(2)

2014年8月半ば、甲状腺乳頭ガン、甲状腺の全摘の手術を受けた。

気管への浸潤が見られたので気管切開をし、気管切開孔が喉仏の下にあいた。(気管皮膚瘻)。

QOL(生活の質)の著しい低下はない。気管切開孔という喉仏の下の「穴(あな)」はそれなりに大きいので、プールに入れないとか、入浴も半身浴でなければならないとかの「不便」はあるが、そのぐらいは我慢できる。

 

糖尿病であり、肺癌である。

だからといってうなだれたりしない。

 

 越後の良寛さんは与板の山田杜皐(やまだとこう)という俳人と親友でありました。良寛さんの住む五合庵から与板まで行くには時間がかかりましたが、与板へ行けば杜皐さんの家に泊まり、話に花を咲かせるのが常でした。杜皐さんは造り酒屋でもあったので、良寛さんは大好きな酒を心ゆくまで飲ませてもらいました。良寛さんが71才の時、三条市を中心に大地震が起こりました。良寛さんの住んでいる地域は被害が少なく、与板の方は被害が甚大であったそうで、良寛さんは杜皐さんへ見舞の手紙を送っています。

 

災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 死ぬる時節には死ぬがよく候

              是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候 かしこ

 

と、見舞の一文の中に書かれていました。その意味は、「災難にあったら慌てず騒がず災難を受け入れなさい。死ぬ時が来たら静かに死を受け入れなさい、これが災難にあわない秘訣です」ということです。聞きようによっては随分と冷たい言葉です。しかし、これほど相手のことを思っての見舞いの言葉があるでしょうか。「大変でしょうが、頑張ってください」とは誰でも言えます。「頑張って」の一言も書いていないのに、受けとった杜皐さんはきっと、「この災難の中で生き抜いていこう」と思われたに違いありません。 

http://www.rinnou.net/cont_04/myoshin/2011-10a.html より

 

気分が落ち込むと免疫力が低下する。

ファイト! 闘う君の唄を

闘わない奴等が笑うだろう

ファイト! 冷たい水の中を

ふるえながらのぼっていけ

中島みゆき 作詞作曲 ファイト! より

www.youtube.com

arayo49.hatenablog.com